ノートパソコンのメモリ増設

2021/05/02

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ノートパソコン(LENOVO ideapad 330-15IGM)をメモリ増設しました。
以下ノートパソコン全般で使えそうなお話です。
反応が遅く、使う機能によっては使い物になりません。

タスクマネージャーによれば、クリスタ使用時のメモリ使用量は80%を超えてしまっておりました。

メモリ容量を見れば4GB(エクスプローラ ⇒ "PC"を右クリック ⇒ プロパティ ⇒ 項目"実装RAM"に表示)。
対するクリスタは最小8GB推奨(16GBあれば安心だそうです)。メモリ不足も当然です。

メモリ増設の手順

1.パソコンの形式とメモリ容量を確認

メモリ増設のやり方はネットで検索しますが、そのために必要なのが増設対象のパソコンの正確な形式を把握することです。

"実装RAM"項目でメモリ容量を確認。
そこに並んで形式(わたしの場合”ideapad 330-15IGM”)が表示されております(Windows10)。
もしくはパソコン本体裏にシールが貼られて記載されていたりしますので、それを確認してください。

2.パソコンの増設可否と増設メモリの形式を調べる

パソコンの形式(わたしの場合”ideapad 330-15IGM”)、"メモリ増設"でネット検索すればメモリ増設の余地と、対応する増設メモリの形式がわかると思います。
(ここでメモリ増設したいパソコンに増設の余地がないことがわかってしまえば終わりです。パソコンの買い替えを考えましょう)

なおideapad 330-15IGMの最大メモリ容量は8GBだそうです。
クリスタ推奨としては最小サイズですが、今よりは快適になるでしょう。

他方で16GBのノートパソコンをネットで探しましたがなかなかに高額になりそうです。

3.増設メモリを探す※まだ買わない

欲しい増設メモリが手に入らなければどうにもなりません。
先に調べた増設メモリの形式をAmazonや楽天などで探しましょう。
(わたしの場合、"CT8G4SFS824A"でした)

検索できたとしても要注意です。形式が異なっても検索結果に出てきてしまうことがあるので、検索された先で形式を在庫や値段(送料も)と併せて確認します。
(ここで適切な形式と値段の増設メモリに在庫がなければ終わりです。一時的な在庫切れでなければパソコンの買い替えを考えましょう)

4.メモリ増設の手順を調べる

なるべく増設対象の形式のパソコンを(もしくは同シリーズのもの)を増設(分解)している動画や記事を探しましょう。

形式が違っていても共通するところが多いので必須ではないのですが、それでもノートパソコンの筐体を開けるのにはリスクがあります。
特に最近のノートパソコンは開けにくくなっているようで、不適切にこじ開けてしまうと筐体に傷をつけてしまったり、爪などの部品を折ってしまいかねません。

実際に動画で観ることができれば、どこからどのようにどんな器具を使ってどう開ければよいのか分かり、大幅に安心感が高まります。

5.ノートパソコンを開ける道具を用意する

あらかじめ参考にできる動画を観ていればどんな工具がいるか分かると思いますので、それにならって工具を用意します。

わたしが参考にした動画ではギターのピックで鮮やかに筐体をこじ開けていました。
世の中には専門の工具もあるようでしたが、百均で適当なプラスチック製のヘラを買って使いました。安上がりです。
奥:プラスドライバー
手前:百均のヘラ(コンロにこびりついた汚れをこそげ落とすキッチン用品)

6.ノートパソコンの筐体を開ける※メモリを買う前に

なぜメモリを買う前に開けるかというと、ネットで調べた情報と必ずしも実態が一致していない場合があるからです。

①筐体をどうしても開けられないかもしれない。
②実は空いているメモリスロットが無いかもしれない
③唯一のメモリスロットに収まっているメモリが、買おうと思っていたメモリと同じ容量かもしれない(差し替えても容量が増えない)
④もしくはメモリが基板直付けになっていて差し替えすらできないかもしれない

筐体を開けるのにはそれなりに強い力を加える必要があります。
ねじを外すにもねじ山を潰さぬようしっかり押し込みながらねじを回します。
壊さぬよう、傷つけぬ様細心の注意と度胸(あるいは慣れ)が要ります。
※パソコンは電源OFFにして電源ケーブルをコンセントから外して筐体を開けましょう。
筐体裏側を外した(赤丸部分の金属カバー下にメモリスロット)

唯一のメモリスロット。この4GBを差し替えるしかない

わたしの場合、唯一のメモリスロットに4GBの表記のあるメモリが収まっておりました。増設するにはこれを差し替えるしかありません。
なお同じidapad 330でも形式によっては空きスロットがあるそうで、そこに8GBを挿して12GB(4GB+8GB)にすることができるようです。

7.増設メモリを買う

ノートパソコンの中身を見た上でいける、と思うなら増設メモリを買いましょう。
増設メモリ8GB(左:表、右:裏)

8.増設メモリを取り付ける

メモリや基板に静電気でダメージを与えないよう、端子や電子部品部分に触れないよう(除電した手で基板の側面とコネクタ部分だけに触れる)に慎重に作業しましょう。
元々のメモリ(4GB)に替えて増設メモリ(8GB)をしっかり差し込み、両側の爪で固定します。
増設メモリ(8GB)に差し替えました

増設メモリを取り付けたらパソコンを元通りに閉じ直します。

9.メモリ容量の確認

最初にメモリ容量を確認した手順で意図通りのメモリ容量になっていることを確認します。

最後に

最初から余裕あるメモリ容量のパソコンを購入すれば増設の手間やリスクはありません。
ですがノートパソコンでそれをやろうとするとかなりのハイエンドモデルを選ぶことになりかねません(相場を超えたメモリ容量を実装するパソコンの価格は大体高額)。

デスクトップパソコンなら事情は違うのでしょうが、余裕あるメモリを実装してノートパソコンを使う上では、ある程度の手間とリスクを覚悟して増設を視野に入れておくと予算的に融通が利くと思います。

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