リレーとDCモータ①チュートリアルを確認する

2022/07/31

Arduino DCモータ L293D リレー

t f B! P L

DCモータをドライバIC使ってArduinoで制御します。

 目次:

今回の目的

ELEGOOのチュートリアル「リレー」をチュートリアル通りに動かします。

※チュートリアルの文章(PDF日本語版含む)もスケッチもELEGOOのサイトから無料でダウンロードできました。

Download ⇒「Arduino Kits & ~」⇒「UNO R3 Starter Kits」⇒ 「ELEGOO UNO R3 The Most Complete Starter Kit」 からダウンロードリンクに辿り着けます。


リレー

今回は前回の回路を基に、DCモータをリレーを通して動かし、それをドライバIC L293DでON/OFFさせます。

そのようなわけで、前回に引き続きドライバIC「L293D」とDCモータと電源モジュールを使うわけですが、それらの説明は前回参照です。

↓↓↓前回↓↓↓

ドライバIC L293DとDCモータ①チュートリアル通りに動かす


リレー、RELAY、継電器。入力電流のON/OFFで内部の電磁石を動かして機械的接点をON/OFFさせます。入力-出力間を電気的に分離する構造(ガルバニック分離)であり、出力側の突入電流から入力側を保護したり、DC回路-AC回路を分離するなどの用途に使われます。


(1)表面

(2)裏面

図1.リレー

表面の表記からSONGLE 「SRD-05VDC-SL-C」。ELEGOOチュートリアル付属のデータシートとも一致します。プリント板実装タイプの密閉型構造です。コイルは5VDC(Normal)。

リード端子は5本。電磁石を動かす電流入力で2本、出力が2本、その2本の出力に切り替え接続される入力が1本です。


機材接続

ブレッドボード上に組みました。

家庭用電源100VからACアダプタを電源モジュールへ繋ぎます。

PCのUSBポートに繋いだArduinoをドライバICの入力に、ドライバICの出力をリレー入力に、そしてリレー出力を介して5V電源をプロペラ付けたモータとGND間に繋ぎます。

図2.機器接続


。。。前回はドライバICの出力をそのままモータに入力しました。それで動かせるところに、わざわざリレーを介してモータをON/OFFさせる必要は無さそうですが。


なお、リレーのリード端子は配置上、ブレッドボードの格子状の穴に収まりません。ラジオペンチでリード端子5本の内の1本を曲げて無理矢理挿し込んでおります。チュートリアル通りの対処です。


スケッチ

オリジナルのものはうまく動きませんでしたし、どう動かしたいスケッチなのかも分かりません。仕方ないので全然違うであろう内容に改変しました。


#define ENABLE 5;    // D5を変数「ENABLE」に定義

#define IN1 3;    // D3を変数「IN1」に定義

#define IN2 4;    // D4を変数「IN2」に定義

int i;    // 変数「i」を定義

void setup() {

  pinMode(ENABLE,OUTPUT);

  pinMode(IN1,OUTPUT);

  pinMode(IN2,OUTPUT);

}

void loop() {

  digitalWrite(ENABLE,HIGH);    // ENABLE ON

  digitalWrite(IN1,HIGH);    // リレーON

  digitalWrite(IN2,LOW);

  delay(1000);    // 1秒間継続

  digitalWrite(ENABLE,LOW);    // ENABLE OFF

  delay(1000);    // 1秒間継続

}


動作

動作はスケッチの通り、モータ回転(1秒間)⇔モータ回転停止(1秒間)の繰り返しです。

図3.動作


プロペラが勢いよく回転するので、モータをラジオペンチで挟んで固定しております。

リレーのON/OFF時に「カチッ」と音がするのが印象的です。


所感

一応動かしましたが、もっとリレーの仕様について詳細検討出来るようになれたら、と思います。普段リレーを見かけはするものの、自分で使用することはありませんでしたので、もっと使いこなせるよう使用頻度を増やしていきたいです。


このブログを検索

ブログ アーカイブ

自己紹介

にほんブログ村

QooQ