DCモータをドライバIC使ってArduinoで制御します。
目次:
今回の目的
ELEGOOのチュートリアル「リレー」をチュートリアル通りに動かします。
※チュートリアルの文章(PDF日本語版含む)もスケッチもELEGOOのサイトから無料でダウンロードできました。
リレー
今回は前回の回路を基に、DCモータをリレーを通して動かし、それをドライバIC L293DでON/OFFさせます。
そのようなわけで、前回に引き続きドライバIC「L293D」とDCモータと電源モジュールを使うわけですが、それらの説明は前回参照です。
↓↓↓前回↓↓↓
ドライバIC L293DとDCモータ①チュートリアル通りに動かす
リレー、RELAY、継電器。入力電流のON/OFFで内部の電磁石を動かして機械的接点をON/OFFさせます。入力-出力間を電気的に分離する構造(ガルバニック分離)であり、出力側の突入電流から入力側を保護したり、DC回路-AC回路を分離するなどの用途に使われます。
表面の表記からSONGLE 「SRD-05VDC-SL-C」。ELEGOOチュートリアル付属のデータシートとも一致します。プリント板実装タイプの密閉型構造です。コイルは5VDC(Normal)。
リード端子は5本。電磁石を動かす電流入力で2本、出力が2本、その2本の出力に切り替え接続される入力が1本です。
機材接続
ブレッドボード上に組みました。
家庭用電源100VからACアダプタを電源モジュールへ繋ぎます。
PCのUSBポートに繋いだArduinoをドライバICの入力に、ドライバICの出力をリレー入力に、そしてリレー出力を介して5V電源をプロペラ付けたモータとGND間に繋ぎます。
。。。前回はドライバICの出力をそのままモータに入力しました。それで動かせるところに、わざわざリレーを介してモータをON/OFFさせる必要は無さそうですが。
なお、リレーのリード端子は配置上、ブレッドボードの格子状の穴に収まりません。ラジオペンチでリード端子5本の内の1本を曲げて無理矢理挿し込んでおります。チュートリアル通りの対処です。
スケッチ
オリジナルのものはうまく動きませんでしたし、どう動かしたいスケッチなのかも分かりません。仕方ないので全然違うであろう内容に改変しました。
#define ENABLE 5; // D5を変数「ENABLE」に定義
#define IN1 3; // D3を変数「IN1」に定義
#define IN2 4; // D4を変数「IN2」に定義
int i; // 変数「i」を定義
void setup() {
pinMode(ENABLE,OUTPUT);
pinMode(IN1,OUTPUT);
pinMode(IN2,OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(ENABLE,HIGH); // ENABLE ON
digitalWrite(IN1,HIGH); // リレーON
digitalWrite(IN2,LOW);
delay(1000); // 1秒間継続
digitalWrite(ENABLE,LOW); // ENABLE OFF
delay(1000); // 1秒間継続
}
動作
動作はスケッチの通り、モータ回転(1秒間)⇔モータ回転停止(1秒間)の繰り返しです。
プロペラが勢いよく回転するので、モータをラジオペンチで挟んで固定しております。
リレーのON/OFF時に「カチッ」と音がするのが印象的です。
所感
一応動かしましたが、もっとリレーの仕様について詳細検討出来るようになれたら、と思います。普段リレーを見かけはするものの、自分で使用することはありませんでしたので、もっと使いこなせるよう使用頻度を増やしていきたいです。
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